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panasonic

日本国内の総合家電メーカーとして、電機メーカー業界を長らく牽引し続けてきPanasonicは、とにかく「生活」に関わる家電全般に対して、多数のラインナップがそろっているのが強みです。

経営の神様の異名を持つ松下幸之助氏が創業し育てたPanasonicは、海外では今も「日本ブランド」と言えば…の代名詞にもなるほどです。

ではこのPanasonicが手掛けるソーラーパネルの特徴やメリットなどはどのような部分なのでしょうか?

Panasonicとはどんなことが得意な企業なの?

世間にあるPanasonicのイメージってどんなものでしょうか?

ビジネスマンサイドでは経営とか現在の状況など、色々な見方があるとは思いますが、純粋に家電を利用するだけの立場の人に取っては、Panasonic製と言うのはどこか「安定」とか「安心」というイメージがあるのでは?と思います。

創業者である松下幸之助氏は、経営の神様とも呼ばれていますし、多くの名言も残しておられるので、そうした人が創り上げたの製造するものなら、何だか安心な気がする…というのはある一定年齢以上の人の中にある思いな気がします。

そんな信頼感の強いPanasonicは、今から約100年前の1917年に大阪で電球用ソケットの製造販売を開始したのが第一歩です。
Panasonicは当初から「利用者の視点」「生活者の視点」=生活がより豊かになることを根底に置いて商品開発などをしていたのですね。

以降、自転車用角型ランプの販売や、ラジオの生産などを開始します。
ラジオに関しては内部の重要部分についての特許を買収し、同業メーカーに無償公開することで、戦前の日本における電気機器業界の発展に大きく寄与しました。

こうしたことを見ても、Panasonicと言う企業には、その根っこの部分に「みんなの生活がより豊かになるように」と願いが込められていると言えるでしょう。

その後のPanasonicの発展は世間も周知の通りであり、2014年においてもアメリカのフォーチュン誌の発表では、電機業界の売上高ランキングで日本第3位となっている企業です。

ちなみに、Panasonicが長年掲げてきた企業キャッチコピーは「Panasonic ideas for life」です。
これには「Panasonicは日々の生活をより豊かで便利なものにするために、常に創意工夫を重ねています」という思いが込められており、この精神はPanasonicのあらゆる製品の根底に流れていると思えます。

また、2017年に100周年を迎えるにあたり、Panasonicは企業キャッチコピーを刷新、「A Better Life, A Better World」にするそうです。
ここには「Panasonicは、より良いくらしを創造し、世界中の人々のしあわせと、社会の発展、そして地球の未来に貢献し続けます」という熱い思いが込められているとのこと。

これからも「暮らし・生活」視点の変わらない、身近でありながらも洗練された安心のあるPanasonic製品が生まれることが期待されますね。

Panasonicと太陽電池・太陽光発電の関係

Panasonicは長い歴史をもつ大企業であるゆえに、様々な分野に関連企業を展開してます。
その中でPanasonicのソーラーパネル事業に関わっているのは、子会社化したSANYO(現在ブランド名はPanasonicなので、SANYOという名前はない)が長年培ってきた太陽電池の部門です。

SANYOは1975年から太陽電池の研究を開始しており、1980年には世界で初めての「アモルファス太陽電池」を実現しています。
これは商用化にも成功したもので、電卓や時計などが発売されました。きっと皆さんも1度は使ったことがあると思いますよ。

1990年代には太陽光発電の生産に関して国内トップ組に入り込み、2009年にはSANYOが開発したHITは、世界最高の変換効率を達成することになりました。
2011年に完全子会社化してからは、Panasonicブランドとして、このHITは販売されています。

このように、Panasonicのソーラーパネルというのは、SANYOの30年にわたる技術を受け継いだ高性能かつ高水準のソーラーパネルであるというのがウリとも言えます。

Panasonicのソーラーパネルの特徴はココ!!

先述した通り、PanasonicのソーラーパネルにはSANYOの長い開発経験と技術が詰め込まれているので、今ではPanasonicブランドとして有名なソーラーパネル「HIT」の高性能と高単価は巷間によく知られていいるところです。

ただ、高単価ではあるのですが、一つ一つのポイントがやはり「生活」目線であるので、ソーラーパネルを検討する人が、1度は候補に挙げることがあるというメーカーでもあります。

Panasonicと言えばHIT!

元はSANYOが開発したものではありますが、今ではPanasonicブランドとして知られるソーラーパネルのHIT。
このパネルはまず変換効率の良さがウリで、現状ではモジュール変換効率19.1%にまで上るものまで登場しています。

ソーラーパネルの国内メーカー人気トップクラス2社の東芝・シャープが、モジュールについてはサンパワー社のモジュールを使用している一方で、Panasonicは単結晶+アモルファスのハイブリッドシリコンで形成する独自のモジュールを使用しています。

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Panasonicの主な住宅用ソーラーパネル

HIT標準タイプ

  • 244α(VBHN244SJ33)…単結晶+アモルファス・モジュール変換効率:19.0%・公称最大出力:244W
  • 250α(VBHN240SJ31)…単結晶+アモルファス・モジュール変換効率:19.5%・公称最大出力:250W
  • 240α(VBHN240SJ21)…単結晶+アモルファス・モジュール変換効率:18.7%・公称最大出力:240W
  • 245α(VBHN245SJ21)…単結晶+アモルファス・モジュール変換効率:19.1%・公称最大出力:245W

HITハーフタイプ

  • N120α(VBHN120SJ33)…単結晶+アモルファス・モジュール変換効率:18.1%・公称最大出力:120W
  • 120α(VBHN120SJ21)…単結晶+アモルファス・モジュール変換効率:18.1%・公称最大出力:120W

ちなみにPanasonicのパネルは他社と比較して省スペースに設置できるものが多いのも◎。
省スペース=屋根が小さい日本の住宅にもばっちりフィットするので、狭い屋根でも確かな発電量が実現できる!と人気があるのです!

また、HITパネルは、曇りの日でも意外なほどに発電していますよ、という口コミが多いのも特徴です。
確かに値段は高い部類になるのですが、その分、季節や天候に左右され過ぎずに、きっちり発電ができるようになっているのですね。

周辺機器の充実がすごい

やはり家電、なかでも人々の日常に添った小物家電がかなり得意なPanasonicとしては、太陽光発電システムに関わる周辺機器の作りが抜群に良いです。

ソーラーパネルでの太陽光発電に欠かせない機器である、パワーコンディショナーの電力変換効率はなんと94.5%!圧巻です。
そのパワコンのモニターもワイヤレスになっていてとても使いやすく考えられていますし、画面は子どもさんでも「ソーラーパネルで太陽光発電されていること」がわかるような表示がされます。

家族で楽しんで太陽光発電を理解することができるような周辺機器となっています。

Panasonicのソーラーパネル導入ではずせないポイントはコレ!

Panasonicのソーラーパネルや太陽光発電システムで外せないポイントは「蓄電可能なユニットがある」ということ。

通常、太陽光発電はその名前の通り、太陽が出ている時に力を発揮するものなのですが、Panasonicのシステムだと、昼間に太陽光発電で作った電気を蓄電し、夜間に使うことが可能なのですね。

もちろんこの蓄電は非常時においても利用可能です。

しかも、実は過剰な高温に弱いソーラーパネル(意外かもしれません)は、盛夏などに温度が上がり過ぎると発電量が落ちてしまうこともあるのですが、PanasonicのHITだと、大変優れた温度特性を備えているので、高温でも発電効率を下げることなく発電できるのですね!

これは嬉しいポイントです。

さらにパネルの重量が軽い種類になるので、耐震などに心配がある人には安心できるポイントですよね。

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