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景気は上向いてきたとはいえ、一般庶民にはまだその恩恵が見えない昨今。
節約やエコを考えてソーラーパネルの導入を検討している人はたくさんいますよね。
ただ、ソーラーパネルの購入や設置については、同じA社のソーラーパネル(しかも同じ型番)であっても販売店が異なるだけで、購入価格に差が出ることもあります。
服を購入したら、バーゲンで同じ服が半額以下で売ってあってショック…というような事態を避けるためにも、ソーラーパネルについては(安い買い物でもありませんし)しっかり最低価格で購入したいですよね!
では購入時点でソーラーパネルを最安値で購入するために、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
見積もりは必ず複数の販売店でとること!
冒頭にも述べましたが、同じメーカー、同じ型番であっても、ソーラーパネルの販売価格が異なるというのは実は少ないことではありません。
同じ家電でも量販店が異なれば値段が違う…というのと同じことです。
ソーラーパネルも電気機器ですし、販売店によって在庫量がちがうので、どうしても価格に差が出てきてしまうのです。
例えば国内で人気の東芝のソーラーパネルでも、販売店Aでは1kWあたり○円だったのに、販売店Bではそれから2万円も安かった…!なんてことも。
これは同じ型の在庫をたくさん持っていた販売店Bが、在庫をだぶつかせないためにバーゲン価格を設定していたことによるわけです。
新製品の流通が始まると、旧型の製品は安く販売されることも珍しくないので、少々の効率などにこだわらないのであれば、新製品の流通が始まって2ヶ月くらいについては、旧型の安値売りを狙うのもアリでしょう。
また、複数の販売店から見積もりをとることで「Bでは同じ条件で○円と言われたけど、どうしてAはそれより2万も高いの?」と根拠を持って価格に対しての質問ができるようになりますよね。
そこで、価格競争をして値下げしてくれることもあれば、その差額がでるだけのしっかりとした根拠を教示されるかもしれません。
もしかしたら、販売店AではA独自のアフター保証がつくので、それだけ高くなるのかもしれませんしね。
現在はインターネット上に多数の無料見積りサイトがあるので、そうしたサイトを上手に利用するのはもはや常識になりつつあります。
候補のソーラーパネルの相場は押さえておくこと!
販売店で価格に差が出ることについては、ここまでにご説明した通りなのですが、この話をするにも、まずはソーラーパネルの相場を知っておくことが何より重要です。
現在の価格相場(施工代含む)は1kWあたり26~30万程度。
同じような変換効率や公称出力でも、パネルのつくり(単結晶・多結晶・アモルファス)や強度、国内での製造か等々によって価格はかなり変わってきますので、候補のソーラーパネルがある場合は、同じような仕様のパネルの価格も調べて、「候補のパネルの周辺」のソーラーパネルの相場はしっかり押さえておきましょう。
初期費用をどうやって捻出するか
例えば、同じメーカーのパネルを販売店Aと販売店Bで見積もったとして…
販売店Aは販売店Bより、トータルとしての費用が5万円高かったとします。しかし、販売店A独自のクレジット契約があって、かなりの低金利でクレジット契約ができたとします。
一方販売店Bは初期費用はAより安くできましたが、販売店単位でのクレジットなどがないので、自分と関係がある銀行でリフォームローンを組んで初期費用を用意したとします。
すると、銀行のリフォームローンの方が金利が高かったので、初期費用の回収予定である10年というスパンで見ると、実は販売店Aから購入しておいた方がお得だった!ということもないわけではありません。
このように、一見「最安値で買ったぞ!」と思っても、長い目で見ると「そうでもなかった」ということがあります。
キャッシュで購入できる人は良いのですが、少なからずローンやクレジットを組むという人は、そうした面からも「最安値」を検討することをおすすめします。
悪徳業者もいることを念頭に!
ソーラーパネルの設置が熱を帯びてから、消費者センターに寄せられる相談で増えているのが「設置業者が悪徳業者だった」ということ。
そうしたことを防ぐためにも、複数業者で見積もりをとることは大切。
複数社から見積もりをとれば、差はあったとしても大体の「平均額」はわかります。
相場よりも何十万も安いというのは、消費者としては心が動きますが、何かカラクリがあるとも考えられます。
ですから、人気で全国展開をしているような業者を1社、地元の優良店と言われる業者を1社、知人が設置した業者を1社くらいは見積もりをすると良いのです。
悪徳業者というのは、安くは設置しますが、その後にトラブルがあっても対応ナシ、お金さえ入れば後は知らない!という業者が多くいるようです。
ですから、最安値で設置できると言っても、アフターケアや保証がどうなっているのかを見て「トータルでも最安値」と言えるかを検討することが何より大切なのです。