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売電価格が10年は保障されいているとか、ソーラーパネルの価格自体も下がっているとはいえ、全体としてはやはりお高い買い物であることに変わりないソーラーパネル。

同じような性能なら、できれば価格が安い方を選びたいのが人情ですね。

では、現在、ソーラーパネルの価格と言うのはどのようになっているのでしょうか?

シェア拡大中の「海外メーカー」製品の価格

安いソーラーパネルの代名詞と言えば、やはり中国企業のものが挙げられます。

正直なところ、一時期は中国製というと「安かろう悪かろう」なイメージもあったのですが、近年は品質もアフターサービスも充実してきており、ものすごいこだわりがなければ中国製のものでも遜色ないところまできています。

他にも韓国系の企業のものや、ソーラーパネル企業として歴史の長いカナダやアメリカのものも、国内でシェアを広げています。

では、海外メーカーのソーラーパネル相場を価格の高いものからみていきましょう!

※価格にはインターネット上で公開されている施工に関わる最安値価格帯も含んでいます。
ただ、屋根の形状やこだわりの施工業者などがある場合は、もちろんこちらで示した価格より高くなります。
飽くまで目安として参考にしてくださいね。

Hanwha Q.CELLS(ハンファQセルズ)☆ドイツ
型番:Q.PEAK 260  公称出力:260W  変換効率:15.6%  価格:320,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,600,000円」
【特徴】
そもそもはご紹介しているようにドイツのメーカーでしたが、2012年に韓国ハンファグループに買収されていからは「Hanwha Q.CELLS」と名乗っています。
ただ今でも製造はドイツでされていて、高品質を維持しています。ここにHanwhaグループの販売網が追加されて海外での市場開拓も進んでいます。
SUNTECH(サンテック)☆中国
型番:STP250S-20/Wdb  公称出力:250W  変換効率:15.4%  価格:310,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,550,000円」
【特徴】
安くても良いのでソーラーパネルをとにかくつけたい!という層に一定のニーズがあったSUNTECHですが、実は1度破産をしているので、それ以降は取扱店が減少しています。
現在は経営再建により新しい体制で販売をしています。
Hanwha Solar(ハンファソーラーワン)☆韓国
型番:SF160-24-1M200L-W  公称出力:200W  変換効率:15.7%  価格:285,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,425,000円」
【特徴】
Hanwhaグループの太陽光電池部門として世界のシェアを拡大しつつあるHanwha Solarは、他のソーラーパネルメーカーを買収し、規模を拡大してきました。
先述のQ.CELLSもそうですが、中国の安価なソーラーパネルメーカーであったソーラーファンも今ではハンファソーラーワンとして販売をしています。
CanadianSolar(カナディアンソーラー)☆カナダ
型番:CS6V-225MM  公称出力:225W  変換効率:16.6%  価格:273,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,365,000円」
【特徴】
本国はカナダですが、拠点は中国にあるメーカーです。本国やアメリカでは、大型の産業用パネルで人気を博しています。
ただ、大手の国内メーカーと比較するとやはり取扱い店や施工店が少ないので、そうした下調べは必要になります。
Trina solar(トリナソーラー)☆中国
型番:TSM-205DC80.08  公称出力:205W  変換効率:16.0%  価格:260,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,300,000円」
【特徴】
とにかく安さを追求するならTrina solarというほどに「安さ」で有名なソーラーパネルです。
国内企業の日立もOEMでトリナソーラーを扱っています。

海外メーカー比較まとめ

日本国内で人気の海外5メーカーを比較すると、高いものと安いものでは最大30万円の差がでてきますね。
しかし、アフターフォローや売電がどのくらいできるかなどをコミにすると、実は高くても元が早くとれるからお得だったなんてこともでてきます。

他には、日本国内に拠点が多くあるので、何かトラブルなどがあった場合、早々に解決してもらえる可能性が高いなど、一概に安いから◎というわけでもありません。

ただ、最近では30万円くらいの差であると、変換効率や公称出力にはあまり差がない…ということもあるので、性能とアフターケア、そして価格をバランスよく比較することが大事になります。

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人気の国内メーカーはやっぱり高め?実は海外メーカーより安いものも?

国内の人気メーカーは海外メーカーと比較するとやや割高なものが多いというのが事実です。

しかし、その分、無償のアフターフォローの年数が長いとか、アフターフォローの無償範囲が広い、拠点が国内なのでトラブルの際に対応が早いという安心もあります。

では、国内の人気メーカーを価格が高い順にみていきましょう。

長州産業(CIC)
型番:CS-N233SJ01  公称出力:233W  変換効率:18.2%  価格:345,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,725,000円」
【特徴】
国内自社工場で単結晶パネルを製造している長州産業ですが、インターネットでも多くの施工店でも価格情報が非公開になっている企業です。
価格についてはこのように情報が多くないのですが、高品質というのは口コミでも評判なので、三菱・京セラなどの硬派のメーカーで比較検討したい時には候補に挙げるもの◎です。
京セラ
型番:KJ200P-3CRCE  公称出力:200W  変換効率:15.0%  価格:344,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,720,000円」
【特徴】
現在主流の単結晶パネルに対して、京セラのパネルは多結晶ですが、安さよりも「組み合わせの自由さ」をウリにしています。
日本の屋根は複雑かつ狭小なものが多いので、そうした屋根で一番発電量が多くなるようにしたい!という人に選ばれています。
東芝
型番:SPR-250NE-WHT-J  公称出力:250W  変換効率:20.1%  価格:317,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,585,000円」
【特徴】
東芝のソーラーパネルはサンパワー社のパネルなのですが、一時期低価格化に注力したので、現在では価格は下げ止まり気味です。
東芝のソーラーパネルで決めようとしている人は、ここから価格の下落を待っても、これ以上大幅に下がることは期待できないかもしれません。
パナソニック
型番:HIT244α  公称出力:244W  変換効率:19.0%  価格:316,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,580,000円」
【特徴】
ここでご紹介した「HIT244α」は最新モデルなのですが、旧モデルのHITシリーズも、まだ在庫を所有している販売店はあるかと思います。
旧モデルでも充分な高効率製品なので、旧モデルでもOK!と言う人は販売店で思い切って値下げ交渉してみても良いかと思います。
シャープ
型番:NQ-210AD  公称出力:210W  変換効率:18.2%  価格:310,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,550,000円」
【特徴】
商品ラインナップの多さが特徴のシャープ製のソーラーパネルは、実は楽天ソーラーでも取扱いがされています。
楽天では充実の保証サービスや大手業者による施工も取り扱っています。
三菱電機
型番:PV-MA2250K  公称出力:225W  変換効率:15.8%  価格:293,000円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,465,000円」
【特徴】
シャープ同様、ラインナップ豊富な三菱のソーラーパネルというのは、販売からずっと一貫して一定の消費者に支持され続けているソーラーパネルです。
というのも、やはり三菱電機と言うネームバリューのなせる業というものが大きいようです。
ただ製品自身も国産モジュールにこだわった作りになっており、全国に多数ある地元密着型の施工店に依頼すると、長く安心してフォローをしてもらえるというメリットも大きいです。
ソーラーフロンティア
型番:SF170-S  公称出力:170W  変換効率:13.8%  価格:276,200円/kW  →平均設置kWの5kWで「1,381,000円」
【特徴】実発電量の多さに反比例するような価格の安さが注目されています!近年、度重なるモデルチェンジをして、効率や性能が上がっています。
人気が高くなって量産できるようになったので、並行して価格が下がっているのが嬉しいところ。

国内メーカー比較まとめ

こうして見てみると、東芝のご紹介している型番より以下に掲載しているものについては、海外メーカーのHanwha Q.CELLSよりも安くなっていますよね。

三菱電機やソーラーフロンティアのものに関して言えば、CanadianSolarやTrina solarよりも設置価格が安く済みそうです。

東芝のものは変換効率が大変良いことで有名・人気なのですが、公称出力はHanwha Q.CELLSよりも低いですが、変換効率は5%弱も良いので、実際に発電利用をし始めるとストレスなく利用できると言われています。

また、価格は高くなっていますが長州産業のソーラーパネルを設置しようとすると、メーカーにしては珍しい「雨漏り保証」がついています。

ソーラーパネルの設置には、今でも屋根に穴を開けなければならないことがあるので、こうした保証はかなり嬉しい保証ですね。
通常はソーラーパネル設置に関する雨漏り保証は施工業者がつけるもので(つかないことももちろんありますが)メーカーの保証外になるのが一般的ですからね。

また、長州産業のソーラーパネルを設置する際には太陽光発電と太陽熱給湯の両方を設置するという「ダブルソーラーシステム」を選択することもできます。

さらに、京セラのソーラーパネルも価格は高いのですが、京セラのソーラーパネルはセルの生産を外部委託するとか、海外に生産拠点をおくなどせず、原料のインゴットからモジュールの組み立てまで、一貫して国内の工場で生産をしている「純国産」を特徴としています。

国内生産品を選びたい!という人にはおすすめですよね。

また、京セラのソーラーパネルはトヨタのプリウスのオプション「ソーラーベンチレーションシステム」に採用されていることでも有名です。

実際にこのオプションが搭載されたプリウスに乗っているという人は、実は既に京セラのソーラーパネル利用者なんですね!

そして実のところ、プリウスファンには京セラソーラーパネルファンも多いのだそうですよ!